初めてなったのは4年前。
人生で一番の激痛で動けなくなり、初めて救急車に乗りました。
それから年一で発症していますw
そんな結石マスターを自負する私の経験をもとに、
尿路結石になる原因と、なった時の対処法
を書いていきたいと思います。
尿路結石になる原因
日本人がなる尿路結石は、
「シュウ酸カルシウム結石」と「リン酸カルシウム結石」
が圧倒的に多いです。(約90%)
尿路結石になる原因は、遺伝やストレス、水分不足や食生活によるものです。
特に食生活は、近年の食の欧米化によって、高タンパク高脂肪の食生活が多くなりがちです。
シュウ酸カルシウム結石を例にすると、
肉類などの動物性たんぱく質を多く摂取すると、シュウ酸や尿酸などが体内で増えます。
シュウ酸はカルシウムと結合しやすく、結合すると便と一緒に排泄されます。
しかし体内のシュウ酸が多いと、余ったシュウ酸は体内に吸収され、尿の中に現れます。
尿の中でカルシウムと結合し、結晶化したものが結石です。
シュウ酸を例にあげましたが、その他にもリン酸や尿酸などの取りすぎも結石の原因となります。
尿路結石の種類と痛みの原因
尿路結石はまず、尿を作る臓器である腎臓に石ができます。(腎結石)
腎臓に石があっても、痛みはないことが多いです。
腎臓から尿管に石が落ちると、激痛が襲います(尿管結石)
石が小さいほど、痛みが強いと言われています。
尿管から膀胱に石が到達すると、嘘のように痛みはなくなります。(膀胱結石)
膀胱から尿道へ入り、排石されます。痛みがある場合があります。(尿道結石)
これら全ての総称が「尿路結石」といいます。
痛みの原因は、結石が尿路に詰まり膀胱に尿が流れていかなくなり、腎臓の中で尿の圧力が高くなります。
その影響で腎臓の被膜が伸び縮みしたり、けいれんを起こしたりして痛みが起こると言われています。
激痛が襲ってきた時はどうしたらいい?
激痛に襲われた場合、我慢せず病院へ行きましょう。
わき腹から腰、背中あたりがマジでびっくりするほど痛いので、自分で運転して行くのはやめてくださいね。
事故ったりする危険があるので。
私は運転どころか、うずくまったまま動けませんでしたw
家族に連れて行ってもらうか、救急車を呼びましょう。
「石で救急車なんて…」
と思うかもしれませんが、呼んで大丈夫です。
石じゃない可能性もありますし、石じゃなかった場合、あの痛みは一大事ですから。
病院では、まずCTで石の大きさや腎臓の様子を検査されます。
石の大きさは10mm以下が自然排石が可能な大きさと言われており、自然排石が難しいと判断された場合は、衝撃波や内視鏡を使って石を砕く手術が行われるようです。
自然排石が可能と判断された場合(私は全てこっち)、痛み止めが処方され、痛みが引いたらそのまま帰宅できます。
痛み止めは座薬でしたが、恥ずかしさより痛みを止めたい気持ちが勝ちましたw
帰宅後は痛みが引いたとはいえ石はまだ残っているので、石を出すために、
- ひたすら水を飲んで、おしっこを出す。
- ちょっとでも石が下に動きやすいように、動きまわったりジャンプしてみる。
をし続けて、私の場合はだいたい一日ぐらいで体外に排出されました。
2、3日経っても排出されない場合、腎機能に障害が起こる場合もあるので、泌尿器科を受診しましょう。
一度結石になった人は、再発しやすいと言われています。
もし2回目が起こった場合、病院でもらった座薬があればそれを使って、痛みが引けば石を出す作業を。
痛みが引かない場合は、我慢せずに病院へ行きましょう。
私は2回目、3回目は自宅で座薬を使って、病院には行きませんでした。
一度結石になった人は、再発しやすいと言われています。
もし2回目が起こった場合、病院でもらった座薬があればそれを使って、痛みが引けば石を出す作業を。
痛みが引かない場合は、我慢せずに病院へ行きましょう。
私は2回目、3回目は自宅で座薬を使って、病院には行きませんでした。
結石を予防するためにできること
結石ができるのを防ぐために、気をつけたいことは、
- 水分を多く取る
体内の水分が少ないと、尿が濃縮されて結石ができやすくなります。
食事以外で一日2リットルの水分補給をし、尿の量を増やすことで結石の再発リスクを下げることができると言われています。
水や麦茶といったシュウ酸の少ないものを飲みましょう。
玉露、抹茶、ココア、コーヒー、紅茶などはシュウ酸を多く含むため、控え目に。
ビールはプリン体を多く含み、代謝されると尿酸になります。
ビール以外のアルコール飲料も、アルコール自体が尿酸値を上げる作用があるので、適量に抑えましょう。
- カルシウムを取る
結石の多くが、~カルシウム結石と呼ばれているため、多く取らない方がいいのかと思いがちですが、その逆で積極的に取った方がいいです。
カルシウムはシュウ酸と結合しやすく、便と一緒に体外へ排出するため、結石予防になります。
一日600mgを目安に摂取しましょう。
- シュウ酸を多く含む食品を取りすぎない
シュウ酸を多く含む食品として、ホウレンソウ、キャベツ、レタス、ブロッコリー、タケノコなどの野菜やバナナ、チョコレート、ピーナッツなどがあります。
シュウ酸は水溶性なので、ゆでて食べることによって摂取量を減らせます。
さらにカルシウムと一緒に取ることで、カルシウムとシュウ酸の結合を促し、結石の予防になります。
- ホウレンソウはおひたしにして、ちりめんじゃこをかける
- コーヒー、紅茶は牛乳を入れる など
- 動物性たんぱく質、塩分、糖分を取りすぎない
動物性たんぱく質をたくさん取ると、脂肪酸が増えます。
脂肪酸はカルシウムと結合するため、余ったシュウ酸は体内へ吸収されて結石ができやすくなります。
塩分や糖分の取りすぎも、尿中のカルシウム濃度が高くなり、結石ができやすくなります。
カップラーメンやインスタント食品、清涼飲料水や甘い缶コーヒーなどは控えるようにしたいですね。
- 夕食を控えめにする、寝る前の夕食を避ける
結石は、夜寝ている時に作られることが多いです。
特に食後すぐに就寝することが多い場合は要注意です。
食後2時間~4時間で、シュウ酸やカルシウム、尿酸の濃度が一番高くなります。
さらに寝ている間は水分補給ができないため尿の濃度が濃くなり、結石ができやすくなります。
自分が発症した4回も全部、起床時に激痛に襲われています。
食後2時間~4時間で、シュウ酸やカルシウム、尿酸の濃度が一番高くなります。
さらに寝ている間は水分補給ができないため尿の濃度が濃くなり、結石ができやすくなります。
自分が発症した4回も全部、起床時に激痛に襲われています。
寝る4時間前には、夕食は済ませましょう。
以上が経験上の尿路結石の原因と対処法でした。
尿路結石は誰もがなる可能性がある病気です。
この記事がお役に立てますように。
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