登記事項証明書(登記簿)の取得方法と見方

前回の記事では登記について書きましたが、今回は登記の内容が書かれている登記簿の取得方法と見方について書いていきます。

登記簿と登記事項証明書の違い

前回の記事から「登記簿」という言葉を使ってきましたが、実はちょっと古い言葉なんです。

少し前まで登記簿とは不動産の情報が記入された和紙のことで、登記簿はファイルに綴じられて、その不動産がある住所の管轄法務局で保管されていました。

もちろん登記簿はその1つしかないので、取得しようと思ったら、どんなに遠くにある土地建物でも、その住所の管轄法務局に行くか、郵送での請求をするしかなかったのです。

しかし!近年のパソコンとインターネットの普及により、法務局の業務手続きをコンピュータで管理できるようになり、登記簿の内容はデータ化され、コンピュータ内に保管されるようになります。

これにより従来の登記簿を綴じていたファイルは閉鎖され、その代わりに専用の紙に登記情報が印刷された

登記事項証明書

が発行されるようになりました。
(従来の登記簿も閉鎖登記簿として閲覧可能)

なので、現在は登記情報が必要な場合、法務局で登記事項証明書を発行してもらいましょう。

登記事項証明書の取得方法

登記事項証明書取得の前に、まず調べておいたほうがよいことがあります。
それは取得しようとしている不動産の、

土地なら地番
建物なら家屋番号

です。

当たり前だと思われるかもですが、これは結構間違える方が多いんです…
例えば自分が住んでいる家の敷地の土地の登記事項証明書を取得するとします。

自分の住所が

○○県○○市○○町○丁目○○番○○号

なので、そのまま書いて申請すると間違いなく出てきません。
なぜかというと、

○○県○○市○○町○丁目○○番○○号

の○○番○○号は「住居表示」と言って、市町村が建物の住所をわかりやすくするために付けた番号であり、都市部で多くみられます。
(郵便物が○○番地で届いている地域は、住居表示未実施なので、そのままで問題なし)

法務局では、土地は「地番」で管理されているので、

○○県○○市○○町○丁目○○番地

のように○○番地という表記のものでなければ出せないのです。

家屋番号は、1個の建物につき1つ付される番号で、1つの土地に複数の建物がある場合など、建物の特定に使われる番号です。

地番や家屋番号なんてわからんわ!って方は、
  • 法務局に電話する、または、行って直接聞く
  • 市役所に行って聞く
のどちらかで、まず取得したい不動産の地番や家屋番号を特定することが必要です。
各法務局のホームページで専用窓口の電話番号が載ってます。
















(画像は天王寺出張所のもの)

申請書の書き方

地番、家屋番号がわかって、いざ法務局へ。
法務局の窓口取扱時間は

平日午前8時30分~午後5時15分

です。

中に入ると、各種証明書取得のための申請書が置いてあります。











(左が登記事項証明書、右が公図、地積測量図、建物図面の申請書)
登記事項証明書なので左の申請書に記入。
公図、地積測量図、建物図面も書き方は同じです。

記入が済んだら、手数料を納付します。
手数料は収入印紙でのみ納付できます。
法務局内に印紙売り場がありますので、自分が取得する証明書の金額分(下記画像)購入し、申請書に貼って窓口に提出してください。













あとは名前が呼ばれるのを待ってればOK。

登記事項証明書の見方

登記事項証明書の見方は次の通り。
表題部とは、表示に関する登記についての情報

 不動産番号…対象不動産を識別するための番号
 地番…土地の地番
 地目…土地の種類(住宅敷地なら宅地、その他畑、山林など)
 地積…土地の面積
 原因及び日付…その不動産で過去に表示に関する登記が行われている場合記入される

権利部(甲区)とは権利に関する登記の情報のうち、所有権についての登記の情報

 登記の目的…手続きされた登記の名称
 権利者その他の事項…所有権についての登記をした原因、所有者の住所、氏名

画像の登記事項証明書にはないですが、権利部(甲区)の下に、権利部(乙区)という欄がある場合があります。

権利部(乙区)とは、権利に関する登記の情報のうち、所有権以外についてされた登記の情報です。
所有権以外についてされる登記は、
  • 抵当権設定登記
  • 賃借権に関する登記
などです。

また、平日の夕方までに法務局なんか行けるかぁ!
って方には、オンラインでの請求も可能です。

自宅、会社でパソコン環境があり、インターネットバンキング対応の銀行口座をお持ちであれば、オンライン請求で取得できます。

受付可能時間も平日午前8時30分~午後21時と長く、自宅や職場に郵送で送ってもらったり、最寄りの法務局で受け取ることもできます。

さらに登記事項証明書なら窓口で600円の印紙を買う必要がありますが、オンライン請求なら

自宅、職場へ郵送の場合…500円
最寄りの法務局へ取りに行く番号…480円

と、窓口より多少安くなっています。
手数料納付の方法は
  • インターネットバンキング
  • 電子納付対応のATM
となっています。

詳しくは
をご覧ください。

ちなみに登記事項証明書は、地番や家屋番号さえわかれば誰でも、日本全国どこの不動産のものでも取得できます。

清水寺なども登記されてますし、少し前にはディズニーランドのアトラクションの登記事項証明書が話題になりましたね。
こんな物件の登記事項証明書も取得することが可能です。

以上が登記事項証明書の取得方法と見方でした!

お読み頂いてありがとうございます!





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