関西空港連絡橋の道路部分の復旧の目処が発表。状況は最悪。事故原因と責任は一体

関西空港と本土を結ぶ「関西空港連絡橋」がタンカー衝突により損傷してから2週間。

損傷部分の復旧の目処が発表になりました。
目安としては、

来年(2019年)のゴールデンウイークまでに復旧させたい。

とのことです。

復旧までこれから約7ヶ月。

これまでの経緯をまとめたいと思います。

そもそも事故の原因はなんだったのか

事故前日からのタンカーの動きを時系列にすると、

 9月3日午後1時過ぎ…積荷のジェット機燃料を下ろし、関空を出港。

 9月3日午後1時半頃…台風の接近に備え、連絡橋の南約2.2kmの位置に錨を下ろ
             して停泊。

 9月4日午後1時過ぎ…海上保安庁が強風でタンカーが流されていることを確認。
           船舶電話にて注意を呼びかけ。

 9月4日午後1時半頃…タンカーが流され続けているため、海上保安庁がもう一度
           注意を呼びかけ。

 9月4日午後1時45分頃…連絡橋に衝突


事故直後に、9月4日正午頃まで積荷を下ろす作業をしていたとの情報がありましたが、あれは誤報だったようです。

海上保安庁は、荒天、台風時は空港島から5.5km以上離れて停泊するように以前から求めています。(法的な拘束力はない)

タンカーの船長はこのことを把握していながら、今回は連絡橋から約2.2kmと半分以下の距離しか離れていませんでした。

「紀伊山地や関空島の陰になって強風を防げるので、最適な場所と判断した」

と説明していますが、台風前日の昼過ぎにはすでに停泊していて、5.5km以上離れることは充分可能であり、腑に落ちないところです。

衝突までに2度の注意喚起もあったにもかかわらず、衝突を避けられなかったことも、船長の判断が甘かったことの裏付けではないでしょうか。

過去最大級の台風が接近していることは把握していたはずであり、そんな台風が直撃すれば走錨(錨が機能せず流されること)状態に陥る可能性は予想できたはず。

事故の調査結果が待たれますが、仮に船長が安全だと勝手に判断し、海上保安庁が要請している距離を守らなかったとすれば重大な過失だと思います。

連絡橋が今後半年以上規制がかかった場合の問題点

現在マイカーを規制した上で、上り線を対面通行にして関係車両の通行は可能です。

鉄道も18日に復旧し、空港利用の面では大幅に改善されました。

しかし物流の面では、まだまだ完全復旧には程遠い状況です。

貨物地区には多くの企業が入っており、関空に到着した貨物は、各企業がトラックを行き来させて本土へ運んでいます。

道路は現在、損傷部分の手前までは下り線をそのまま通行できます。

途中から上り線に合流し、元々3車線道路の真ん中に仮の中央分離帯を設置して、片側1車線の対面通行になります。

私自身、関係車両として一度通りましたが、片側1車線になってからの道路、

これが結構狭いです。

普通車でもそう感じるので、トラックとなればなおさら。
しかも結構混みます。

さらに狭いままカーブして迂回し料金所にたどり着くようになっていて、被災前と比べると大幅に時間がかかります。

例え貨物地区内の企業の事務所、倉庫がどんなに早く被災前の状態に復旧しても、今回の発表通り今後約7ヶ月もの間通行規制がかかるとすれば、輸送のパフォーマンスは大幅に下がります。

今後に向けて

私は今、営業所の設備復旧まで休業となっています。
しかし今回の発表で設備が復旧しても今まで通りの物量を捌けない可能性もあり、休業期間がさらに伸びることも考えられるのです。

同じような状況の企業は他にもあると思います。

今回の災害は、もちろん予想以上の勢力の台風による天災です。

しかしタンカーの事故に関しては、調査結果次第では人災だと判断されるかもしれません。

私と同じように収入がストップして困っている人間も多くいます。

台風の被害については、自然には勝てないと納得しています。
しかし、今後タンカー事故による損害が発生するとしたら、個人的には納得できません。

まあ個人で訴えることはハードルが高いので、結局は諦めざるを得ないんですが…

今回のことを教訓に、二度とこんな状況が起こらないように対策していただきたいと思います。

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